サーチエンジン(検索エンジン)マーケティング【SEM】による集客力アップのポイント
インターネット上で情報・商品・サービスを提供するためには、1人でも多くの訪問者を獲得する必要があります。特に、インターネットは24時間365日全世界に開かれていることから、その効果は実店舗の何倍にもなるのです。
ただ、この「集客力」を上げるというのがインターネット上では簡単なことではありません。そこで役立つのが、インターネット上において、集客力を高めるために行われる「サーチエンジンマーケティング(SEM)」です。
今回は、サーチエンジンマーケティング(SEM)を利用し、集客力を上げる方法についてまとめたいと思います。また、実際に使用される手法を選ぶポイントにも触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.集客力を上げるとは?
インターネット上では、ウェブサイトやランディングページ(LP)、ブログなどさまざまコンテンツが提供されています。そして、それらコンテンツから情報・商品・サービスを提供し、利益を得るためには集客力を上げる必要があるのです。
インターネット上の「人通りの多い通り」とは?
現実であれば人通りの多い通りに店舗を構えるだけで、ある程度の集客を見込むことができます。当然、そこから商品・サービスが購入されるかは店舗側の努力次第です。
同様に、インターネットの世界にも、いわゆる「人通りの多い通り」というものが存在しています。それが、検索エンジン(Yahoo!やグーグルなど)で検索した際の上位表示という訳です。
例えば、「東京 お台場 お土産」と検索するとします。地域とジャンルを絞ったにもかかわらず、検索結果には約999,000件もの項目が表示されます。正直、すべての項目を確認する方はいません。
何ページ目まで確認しますか?
ほどんとの方は1ページ目、多くても2ページ目まででしょう。3ページ目や4ページ目以降というのは、何か特別な理由がない限り見向きもされません。つまり、全くひど通りのない路地裏に店舗を構えるようなものです。
もちろん、現実であれば路地裏でも繁盛している店舗は存在しています。しかし、インターネットという世界では、路地裏は一切情報として出てこない場所です。まして、10ページ目以降ともなれば、絶海の孤島と同じです。
集客力を上げるにはどうすれば良い?
冒頭でお伝えした通り、コンテンツの集客力を上げるためにサーチエンジンマーケティング(SEM)が存在しています。そして、その手法が「SEO対策」や「リスティング広告」と呼ばれるものです。
SEO対策とリスティング広告、手法としては異なるものですが「集客力を上げる」という点においては同じです。要は、検索エンジンで検索した際、上位表示させるための手法と言えます。
2.SEO対策とリスティング広告の違い
コンテンツの集客力を上げるために、サーチエンジンマーケティング(SEM)としてSEO対策やリスティング広告を利用することはご理解いただけたと思います。では、SEO対策とリスティング広告とはどのような手法なのでしょうか?
SEO対策とは?
SEO対策とは、キーワード検索した際、検索エンジンに「このコンテンツは訪問者に対して良質な情報を提供している」と判断させ、上位表示させるための技術です。ちなみに、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」と呼ばれます。
一般的に、訪問者がキーワード検索を行うのは、何か必要な情報を手に入れたいためです。だからこそ、検索エンジンにより上位表示されたコンテンツは、訪問者からも「良いコンテンツである」と評価を受けやすく、集客力につながる訳です。
ただ、SEO対策にはある程度の専門知識と対策時間が必要です。そのため、今日明日で集客力を上げるというのはまずできません。サーチエンジンマーケティング(SEM)において、SEO対策というのは根気のいる作業なのです。
リスティング広告とは?
リスティング広告とは、一定の広告費を支払うことで、検索エンジンの検索結果に必ず上位表示されるというものです。実際にキーワード検索した際、ページ上部や右部に「広告」と表示されている項目がそれにあたります。
先述した通り、上位表示されるだけで集客力を上げることにはつながります。しかし、「リスティング広告されたコンテンツ=良質な情報が提供されている」とは限りません。多くの訪問者側は、すでにそのことを理解しています。
そのため、よりコンテンツの質を重視しなければ、リスティング広告を利用しても長期的な集客力には結びつきません。サーチエンジンマーケティング(SEM)において、リスティング広告はあくまで一時的なものなのです。
もちろん、サーチエンジンマーケティング(SEM)として、SEO対策とリスティング広告、どちらにもメリット・デメリットは存在しています。それらを理解し、状況に応じて活用するのがサーチエンジンマーケティング(SEM)という訳です。
3.長期か短期が選ぶポイント!
正直、これからサーチエンジンマーケティング(SEM)について考える方にとって、どちらを選ぶというのは難しいと思います。そこで、サーチエンジンマーケティング(SEM)における手法を選ぶポイントについて見ていきましょう。
長期的な集客を目指すなら「SEO対策」
SEO対策では、専門知識の他に上位表示されるまでにある程度の時間を必要とします。一般的に半年から1年ほど、短くとも2カ月から3カ月ほどは掛かるものです。
反面、1度でも上位表示されたコンテンツは、検索エンジンからある程度の高評価を得ることができます。そのため、何かコンテンツに問題が発生したとしても、以前の高評価が残るために大きくは順位は下がりにくいと言えます。
どんな商売でも言えることですが、長く集客力のある商品・サービスを提供していきたいものです。このように、長期的な視点から集客力を上げたいのであれば、「SEO対策」を選ぶ方が良いでしょう。
短期的な集客を目指すなら「リスティング広告」
リスティング広告では、Yahoo!やGoogleなどと契約し、検索エンジン上に設定が反映された時点から上位表示されます。1週間から2週間程度で集客力を得ることができるのです。
反面、契約が切れてしまえば上位表示されません。検索エンジンとして、そのコンテンツに対して高評価を与えている訳ではないのですから当然です。集客力も大きく下がることが予想されます。
ただ、商売の中には一時だけ表に出したい商品・サービスというものがあります。例えば、期間限定商品やキャンペーンなどです。そんな、話題性から短期的でも集客力を求めるのなら、「リスティング広告」がおすすめです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、サーチエンジンマーケティング(SEM)を利用した集客力の上げ方について考えてみました。インターネットの世界において、「集客力=利益」と言っても過言ではありません。
手法としては、長期的な「SEO対策」と短期的な「リスティング広告」が挙げられます。サーチエンジンマーケティング(SEM)の手法としては、「何の目的で?」「どれだけの期間?」を考えて手法を選ぶと良いでしょう。
ただ、ほとんどの場合でSEO対策が選ばれます。どのコンテンツも長く集客力を維持したいのですから当然です。ぜひ、この記事を参考にサーチエンジンマーケティング(SEM)を駆使し、集客力の底上げにつなげてください。
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