サーチエンジン(検索エンジン)マーケティング【SEM】とSEOの深い関係
サーチエンジンマーケティング(SEM)に関して、「SEO対策は必須なのですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。結論から申し上げると、アクセス数を増やしたいのなら、SEO対策は必須です。
サーチエンジンマーケティング(SEM)におけるSEO対策とは、検索エンジンから「質の高いコンテンツ」として評価を受け、上位表示されるための技術です。基本的に、SEO対策を行わないと上位表示されません。
今回は、サーチエンジンマーケティング(SEM)でのSEO対策の必要性について考えていきましょう。SEO対策を行う上で役立つ、おすすめのツールについても触れていますので参考にしてみてください。
目次
1.コンテンツは実店舗と同じ
冒頭でお伝えした通り、サーチエンジンマーケティング(SEM)におけるSEO対策の必要性について、「疑問視」する声は少なくありません。ただ、インターネット上にコンテンツを広めたいのであれば、SEO対策は必須なのです。
コンテンツは実店舗と同じ!
インターネット上におけるコンテンツとは、実社会の雑貨屋や衣服屋やパン屋など店舗と同じです。実店舗と同様に商品やサービスを並べ、訪問者(消費者)がアクセス(来店)し購入していくのですから当然と言えます。
総務省の発表によると、2016年、世界におけるインターネット利用者数は約35億人です。日本人に限定すれば、93.33%がインターネットを利用しているというデータもあります。
インターネットは開かれたもう1つの世界です。その上、24時間365日、休むことなく営業し続けることもできます。より多くの利益を求める上で、もはやインターネットを活用しない手はないと言っても過言ではないのです。
SEO対策で好立地に!
SEO対策の必要性ということですが、みなさまは来客数(アクセス)の多い店舗の条件は何だと思いますか?いくつか考えられますが、その中の1つは「店舗が人通りの多い場所にある」ということが挙げられます。
確かに、都会か地方、大通りか裏路地など立地が異なるだけで来客数に大きな差が生まれます。そして、口コミなどの情報がまったくない状態であれば、大通りに面した店舗の方が安心できるものです。
インターネットの世界において、都会や大通りというのは検索エンジンでの「上位表示」を指しています。特に、検索結果の1〜2ページ目というのは、「東京都の銀座中央通り」に店舗を構えているようなものです。
SEO対策とは、この1〜2ページ目にコンテンツを表示させるための技術です。この時点で、サーチエンジンマーケティング(SEM)において、SEO対策の必要性についてはご理解いただけると思います。
2.キーワード選びから始まる
サーチエンジンマーケティング(SEM)において、SEO対策というのはコンテンツを好立地に設置するための技術ということでした。そして、そのSEO対策はキーワード選びから始まります。
キーワードとは、検索エンジンがコンテンツの候補を選定するための手がかりです。例えば、「東京 おしゃれ 雑貨屋」や「大阪 美味しい グルメ」など、知りたい情報から連想される単語の組み合わせです。
キーワード選びでSEO対策の難易度が変わる!
実店舗でも同様ですが、「東京都の銀座中央通り」のような人気の立地は誰しも欲しいものです。特に、インターネット上は「この立地を買えば動かなくて良い」という考えはありません。常にコンテンツの立地は変わります。
例えば、「東京 おしゃれ 雑貨」と検索すると、約1,740,000件が表示されます。また、「大阪 美味しい グルメ」と検索すると約11,600,000件と、先ほどのキーワード以上の項目が表示されます。
項目が多いキーワードほど、SEO対策における難易度というのは高くなります。1〜2ページ、およそ20位までを1,000万件以上のコンテンツで争うのですから当然です。
キーワードは、コンテンツの内容に合わせたものに!
ただ、競合が多いからとコンテンツに合わないキーワードを設定しても、サーチエンジンマーケティング(SEM)としてSEO対策の効果は得られません。これは、検索エンジンがキーワードを基準にコンテンツを確認しているためです。
ポイントは、コンテンツに合わせたキーワードの候補を複数選び出し、その中から競合の少ないものを選ぶことです。また、コンテンツの訪問者が、「どんなキーワードで検索するのか?」から決めるのも良いでしょう。
一般的に、SEO対策を行ってから上位表示されるまでには、半年から1年ほど掛かるものです。だからこそ、最初のキーワードでつまずかないためにも、コンテンツに合わせたものを選ぶ必要があると言えます。
3.おすすめツール3選
ここまで、サーチエンジンマーケティング(SEM)におけるSEO対策の必要性と、キーワード選びの重要性について見てきました。ただ、SEO対策が初めてという方にとって、何から手をつけて良いのか分からないと思います。
一般的に、サーチエンジンマーケティング(SEM)では、SEO対策に向けて複数のツール(道具)を活用し情報を集めていきます。まずは、おすすめツール3選を導入し、現在のコンテツの状態を把握することから始めましょう。
Google Analytics
コンテンツへのアクセス数から直帰率、滞在時間や閲覧ルートなどを把握できるツールです。サーチエンジンマーケティング(SEM)において、コンテンツの現状を把握することは欠かせない作業です。その上で、SEO対策としてどのような行動が必要かを判断していきます。
※直帰率とは最初に閲覧したページから、他のページに移動せずに離れた割合です。
SEOチェキ!
Yahoo!やGoogleなど検索エンジン上でのコンテンツの順位を確認できるツールです。また、SEO対策の基本とも言える、「title」「description」「keywords」「h1」などの内容を把握できます。検索順位と内容から、コンテンツの改善点を考えるのに役立ちます。
Google Adwordsキーワードプランナー
設定したキーワードがどの端末(PCやスマホなど)でどれだけ検索されたのかを表示できるツールです。また、関連するキーワードを調べることもできます。コンテンツに対して現在のキーワードで良いのか?別のキーワードであればどのようなものが良いのか?などを考える際におすすめです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、サーチエンジンマーケティング(SEM)におけるSEO対策の必要性について考えてみました。コンテンツという店舗を、「東京都の銀座中央通り」という好立地に立てるためにSEO対策は必須です。
そして、SEO対策を始めるにあたり、キーワードを何にするかは大きな問題です。当然、人気のキーワードほど競合が多く、コンテンツを検索結果の1〜2ページ目(好立地)に表示させるのは難しくなります。
そんなキーワード選びには、「Google Analytics」「SEOチェキ!」「Google Adwordsキーワードプランナー」などのツールが役立ちます。ぜひ、適切なキーワード選びからコンテンツを設計し、SEO対策を進めてみてください。
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