サーチエンジン(検索エンジン)マーケティング【SEM】 活用の注意・留意点
サーチエンジンマーケティング(SEM)では、コンテンツの構想から文章構成、設計に至るまで幅広く考えていきます。初めて挑戦するという方では、どこから手を付ければ良いか分からないことでしょう。
しかし、サーチエンジンマーケティング(SEM)は、初めての方でもアイディア次第で大きな成果を得ることもできます。要は、基本を押さえた上で、積極的に挑戦してみるということが大切なのです。
そこで今回は、サーチエンジンマーケティング(SEM)で基本となる「留意点」についてご紹介しましょう。「これだけは止めた方が良い」というのを基準に、ぜひサーチエンジンマーケティング(SEM)に挑戦してみてください。
目次
1.構想段階での留意点
サーチエンジンマーケティング(SEM)では、どのようなコンテンツを設計するのか「構想」することから入ります。コンテンツの目的からターゲット(顧客)、デザイン案など細かく決めていく段階です。
コンテンツの目的が明確か?
留意点としては、そのコンテンツの目的を明確にすることが挙げられます。例えば、「30代 女性 肌質の悩み 時間がない」という方達に向けて情報発信するというものです。
コンテンツの目的が明確になると、それだけでどのような情報が必要なのかも明確と言えます。その上で、コンテンツの「キーワード」「ページ量」「デザイン」など細かく決めていくという訳です。
サイト構造が「ツリー型」か?
コンテンツの構造を考える際、「ツリー型」であるかも留意点として考えておく必要があります。ツリー型とは、トップページを頂点に、カテゴリ別やページ別に枝分かれしていく形です。
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンは、ページ間のつながりが整理されているほど「良質なコンテンツ」と判断します。また、実際に訪問者がアクセスした際、整理されたコンテンツの方が滞在時間も伸びやすいのです。
ページ毎に1キーワードか?
留意点として、コンテンツ内がページ毎に1キーワードにまとめられているかも重要です。例えば、コンテンツ全体でのキーワードを「女性 肌質 悩み」とするのなら、ページ毎に「20代」「30代」「40代」と分けることができます。
検索エンジンは、ページ毎の全単語(キーワード)を調査しています。仮に、1ページに複数のキーワードが配置されていると、1つに対する重要性が薄まり検索エンジンが正しい評価を行えないのです。
2.文章構成での留意点
サーチエンジンマーケティング(SEM)において、コンテンツに対する構想が十分に練られたのなら、次は文章構成を行います。コンテンツ内の文章とは商品・サービスなど、訪問者が最も求める「情報」です。文章構成での留意点を無視してしまうと、質の高いコンテンツはできません。
3〜5秒で理解できる内容か?
留意点としては、文章の内容を3〜5秒ほどでおよそ理解できるものか考える必要があります。インターネット上には、コンテンツが無数に存在しています。訪問者はすべてのコンテンツを細かく見ている暇はありません。
だらだらと情報量だけ多い文章構成では、訪問者は一瞬にして離れてしまいます。いかに短く読みやすい文章で、訪問者にコンテンツの内容を理解してもらうかがポイントなのです。
必要事項が網羅されているか?
コンテンツの目的に合った情報がすべて含まれているのかも、留意点として挙げられます。訪問者は、検索エンジンによりキーワド検索を行うことでコンテンツにたどり着いています。つまり、明確に求める情報があるという訳です。
先ほど、短く読みやすい文章が良いと紹介しました。ただ、いくら読みやすくとも、不十分な情報や不必要な情報が混じっているコンテンツでは、アクセスはされても滞在はされないのです。
スパム行為が行われていないか?
留意点として、「スパム行為」になっていないのかも確認しておきましょう。スパム行為とは、インターネット上での「迷惑行為」のことを指します。例えば、不自然なほどキーワードを入れる、ページ全体をリンクだけにするなどです。
検索エンジンは、訪問者に対して「良質な情報」を届けられるコンテンツとして上位表示します。反面、悪質なスパム行為と判断されたコンテンツは、検索エンジンの検索結果から排除されるのです。
3.コンテンツ設計での留意点
サーチエンジンマーケティング(SEM)として、「コンテンツの構想」から「文章の構成」までの留意点を見てきました。では、最後にコンテンツ設計での留意点に移りたいと思います。
主要タグが活用されているか?
留意点としては、主要タグ内にキーワードを使用しておく必要があります。主要タグとは、「title」「meta-keywords」「h1」など、いわゆるHTMLでコンテンツ設計を行う際に重要視されるものです。
検索エンジンでは、これら主要タグ内のキーワードを優先する傾向があります。つまり、いくら文章構成が良くとも主要タグが未設定のままでは、検索エンジンが正しくキーワードを拾えないという訳です。
サイトマップが用意されているか?
サイトマップが用意されているのかも、留意点として確認しておきましょう。サイトマップ(xml形式)とは、ページ毎のURLを集めておく、いわば検索エンジンが使用する「地図」のようなものと言えます。
検索エンジンはサイトマップの有無からも、コンテンツが「良質」であるかを判断しています。サーチエンジンマーケティング(SEM)では、訪問者はもちろん検索エンジン側の利便性も考慮する必要があるのです。
URLが登録されているか?
留意点として、コンテンツ自体のURLが検索エンジン側に登録されているかも重要です。そもそも、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンは、URLが登録されたコンテンツのみを確認しています。
素晴らしいコンテンツを設計したにもかかわらず、URLを登録し忘れて上位表示されないことは良くあるのです。
サーチエンジンマーケティング(SEM)では、初歩的すぎて意外と見逃しがちなミスなので注意しましょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、サーチエンジンマーケティング(SEM)を考えた上で、コンテンツを設計する際の留意点についてまとめてみました。構想段階から文章構成、コンテンツ設計と幅広く紹介できたのではと思います。
サーチエンジンマーケティング(SEM)を行うからには、集客力を高めたいという意図があるはずです。そして、集客力を高めるためにはSEO対策を施し、検索エンジンから上位表示される必要があります。
ただ、検索エンジンは訪問者が「求める情報」を「分かりやすく」伝えているコンテンツに高評価をつけるよう設計されています。結局、サーチエンジンマーケティング(SEM)では「訪問者」を第一に考える必要があるのです。
紹介した留意点を参考に、訪問者はもちろん検索エンジンからも評価されるコンテンツ作りに役立ててください。
この記事へのコメントはありません。